【完全ガイド】LINE公式アカウントの認証解除手順と再設定方法を徹底解説

初心者さん

間違ってLINE公式アカウントの認証申請をしちゃった!
取り消すことはできる?

LINE専門家

LINE公式アカウントを認証済みから未認証へ戻すことは可能です。
認証を取り消した後、もう一度再認証することもできますよ。

「ビジネスの方向性が変わり、LINE公式アカウントの認証が不要になった」「誤って認証申請してしまい、取り消したいけれど方法がわからない」などの理由で悩んでいませんか?LINE公式アカウントを運用する中で、認証の必要性が変わることは少なくありません。

この記事では、LINE公式アカウントの認証解除が必要になる状況と認証解除の手順、解除後の影響、再認証の方法をエルメ代理店第1号に認定されたLINE専門家が解説します。この記事を読めば、LINE公式アカウントの認証解除や再認証の手続きをスムーズに行えるようになり、LINE運用の正しい知識が得られます。

LINE専門家

LINE公式アカウントの認証解除に不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。

特に認証解除は公式サイトからの直接操作ではなく、専用フォームからの申請が必要となるため、正確な手続き方法をステップバイステップでご紹介します。認証が解除されると青のチェックマークが消え、信頼性や検索機能での優位性が失われますが、適切な再認証手続きを行えば再び認証済みステータスを取り戻せます。事業変更や情報更新に伴う認証解除をスムーズに行うための完全ガイドです。

目次

LINE公式アカウントの認証とは

LINE公式アカウントの認証 スマホを指差す女性

LINE公式アカウントの認証とは、そのアカウントが実際の企業や団体によって正式に運営されていることをLINE社が公式に確認し、保証する制度です。認証されたアカウントには、アカウント名の横に青色や緑色のバッジマークが表示され、顧客に対して信頼性を示す重要な指標となります。

LINE専門家

未認証のアカウントは灰色のバッジで表示され、認証済みアカウントと区別されています。

LINE公式アカウント認証マークの一覧
引用元:LINE公式アカウント攻略ガイド

LINE公式アカウントの認証を受けるためには、企業・団体の公式性を証明する書類の提出や審査が必要です。この認証プロセスを経ることで、なりすましアカウントとの区別が明確になり、顧客は安心してコミュニケーションを取ることができます。

認証済みアカウントのメリット

LINE公式アカウントで認証を受けることには、数多くのメリットがあります。認証済みアカウントのメリットを理解することで、認証解除を検討する際の判断材料となります。

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メリット詳細説明
信頼性の向上青色・緑色の認証マークにより、顧客からの信頼を獲得しやすくなります。特に初めて接触する顧客に対して、正規のアカウントであることを視覚的に証明できます。
ブロック率の低下認証済みアカウントは未認証アカウントと比較して、顧客からのブロック率が平均30%低いというデータがあります。
検索結果での優遇認証済みアカウントになると、LINEアプリ内の「友だち」検索結果に表示されるようになります。
顧客を獲得しやすい認証マークがあることで新規友だち追加の確率が高まり、結果としてリーチ拡大につながります。
機能制限の解除一部の高度なマーケティング機能やAPI連携が認証アカウントのみに提供されています。

認証済みアカウントは特に金融機関、大手小売店、公共サービスなど、顧客の個人情報を扱う可能性がある業種において重要度が高くなります。顧客は認証マークを目安に、安全にやり取りできるアカウントかどうかを判断することが多いためです。

また、認証済みアカウントになると以下の特典もあります。

LINE認証済みアカウントの特典
  • 請求書決済が利用できる
  • LINEのキャラクター入りのポスターを使える
  • 三角ポップやショップカードなどのノベルティを購入できる
  • 「友だち追加広告」を利用できる
  • LINEアプリ内にアカウント情報やクーポンを掲載できる
  • 「メンバーシップ」を利用できる
  • 「アカウント満足調査」などで「自由回答」を選択できる

上記の特典により顧客へのリーチやマーケティングもしやすくなるため、アカウントの信頼性の担保とともに集客や売上アップにもつながります。

LINE公式アカウントを「認証済みアカウント」にしておくことも集客において有効ですが『エルメ』などのLINE拡張ツールを使うことで、より効率的なLINE運用が可能になります。

LINE専門家

LINE拡張ツールにはさまざまな種類がありますが、LINE専門家の私が作った『LINEツール診断』を使えば、あなたに合ったLINEツールがわかります。

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認証解除するデメリット

LINE公式アカウントの認証を解除することには、ビジネス運営上さまざまなデメリットが伴います。認証解除を検討する前に、以下のデメリットを十分に理解しておく必要があります。

LINE専門家

最も大きなデメリットは顧客からの信頼性の低下です。

認証マークが消えることで、そのアカウントが本当に公式なものであるかどうかの判断が難しくなり、新規顧客の友だち追加率が平均で15〜20%減少するというデータがあります。

また、認証が解除されると、以下のような影響が生じる可能性があります。

LINE公式アカウント認証解除の影響
  • LINE内検索での表示順位の低下
  • アクション率(メッセージ開封率・リンククリック率など)の減少
  • 特定の上級機能へのアクセス制限
  • 顧客からの問い合わせやクレームの増加(なりすましとの区別がつかないため)
  • 競合他社や類似アカウントとの差別化要素の喪失

特に大企業やブランド価値の高い企業にとって、認証解除はなりすましアカウントが増加するリスクにつながります。

実際に認証が解除された後、悪意のある第三者が類似アカウントを作成し、顧客情報を不正に収集するなどの事例が報告されています。

財務的な側面でも、認証解除後に友だち数やエンゲージメント率が低下することでマーケティング効果の低下を招き、最終的には売上への悪影響につながる可能性があります。あるアパレルブランドでは、認証解除後3ヶ月間でLINE経由の売上が約25%減少したという事例も。

さらに、一度認証を解除すると再度認証を受けるためには最初から審査プロセスを経る必要があり、時間と手間がかかります

LINE専門家

審査基準を満たせない場合は再認証が難しいケースもあるため、安易な認証解除は避けた方がいいでしょう。

認証解除を検討している場合は、上記のデメリットを総合的に評価し、本当に必要な措置かどうかを慎重に判断することが重要です。多くの場合、認証を維持したままアカウント情報の一部変更などの代替手段を検討する方が賢明な選択となります。

LINE公式アカウントの認証解除が必要になる状況

LINE公式アカウントの認証解除が必要な状況

LINE公式アカウントの認証は、ビジネスの信頼性を高める重要な要素です。しかし、さまざまな理由から認証解除が必要になるケースがあります。

LINE専門家

認証解除が必要となる主な状況について、詳しく解説します。

事業形態の変更に伴う認証解除

企業活動において、事業形態の変更は珍しくありません。事業変更のような事態が発生した場合、LINE公式アカウントの認証解除が必要になることがあります。

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事業形態の変更例認証解除の必要性対応方法
会社合併・買収必要新会社名での再認証申請
法人形態の変更(株式会社→合同会社など)必要新法人形態での再認証申請
事業譲渡必要譲受企業名での再認証申請
個人事業主から法人化必要法人情報での再認証申請

特に企業の合併や買収が行われた場合、アカウント名や運営主体が変わるため一度認証を解除し、新しい事業体として再申請する必要があります。この際、旧アカウントから新アカウントへの友だち移行プロセスも検討すべき重要なポイントです。

また、個人事業主から法人化した場合も経営主体が変わるため認証解除後に新たな法人情報で再申請が必要となります。法人化した場合、証明書類や登記事項も更新する必要があります。

アカウント情報の大幅な変更時

LINE公式アカウントの基本情報に大幅な変更がある場合も、認証解除が必要となるケースがあります。

社名変更や事業ブランド名の変更は、特に注意が必要です。単なる社名変更であれば、証明書類を提出することで対応できる場合もありますが、アカウント名自体を大きく変更する場合は認証解除後の再申請を求められることが多いです。

また、アカウントの運用目的や提供サービスの内容が大幅に変わる場合も、認証解除後に再審査が必要になります。例えば、ファッションブランドのアカウントが飲食店のアカウントに変更されるような場合です。

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変更内容認証解除の必要性具体例
アカウント名の変更大幅な変更の場合必要「ABC株式会社」→「XYZ株式会社」
ビジネス分野の変更必要アパレル→飲食業
ブランドロゴの変更主要な変更の場合必要企業CI刷新に伴うロゴ変更
運用主体の変更必要自社運用→代理店運用へ切替

企業の統合やブランド再編により、複数のLINE公式アカウントを一つに統合する場合も、いったん認証を解除して再申請するプロセスが必要になることがあります。その際は、友だちリストの統合方法やメッセージ履歴の扱いについて事前に確認しておくことが重要です。

不正利用や規約違反による強制解除

LINE公式アカウントの利用規約に違反した場合、LINEプラットフォーム側から強制的に認証が解除されることがあります。

LINE専門家

LINE社側からの解除の場合は自主的な解除とは違い、ペナルティとしての措置です。

主な規約違反の例としては、以下のようなケースが挙げられます。

LINE公式アカウント規約違反の例
  • 虚偽の情報や証明書類による認証取得
  • LINEのガイドラインに反するコンテンツの配信
  • 顧客へのスパムメッセージ送信
  • 第三者へのアカウント譲渡・転売
  • 認証アカウントの不正利用や詐欺行為
  • 著作権侵害などの法的問題

強制解除された場合、単純な再申請では認証を回復できないことが多く、場合によっては永久的にアカウント利用が制限される可能性もあります。特に悪質な違反の場合、関連するアカウントも含めて制限が課されることがあります。

もし不測の事態で誤って規約に抵触してしまった場合は、すぐにLINE公式アカウントサポートに状況を説明し、適切な対応を相談することが重要です。早期の対応により、アカウント制限を最小限に抑えられる可能性もあります。

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違反内容想定される措置対応方法
軽微な規約違反警告・一時的機能制限改善報告と再発防止策の提出
中程度の違反認証解除・一定期間の再申請制限原因究明と改善後の再申請
重大な違反アカウント停止・永久利用制限新規アカウント作成(場合により不可)

なお、LINE公式アカウントのポリシーや規約は定期的に更新されることがあります。最新の規約内容を定期的に確認し、運用ガイドラインに沿った適切な運用を心がけることが、認証解除リスクを回避する最良の方法です。

LINE専門家

LINEヤフー社公式HPの『LINE公式アカウントガイドライン』を定期的にチェックしましょう。

規約違反による認証解除を防ぐためには、LINE公式アカウントの運用担当者向けに社内ガイドラインを整備し、定期的な運用チェックを行うことも効果的です。特に複数人でアカウント運用している場合は、権限管理と教育が重要となります。

LINE公式アカウントの認証解除手順

LINE公式アカウントの認証解除方法

LINE公式アカウントの認証解除は、特定の手順に従って申請する必要があります。この章では、具体的な解除方法からフォームの記入方法、処理期間に至るまで詳細に解説します。

管理画面からの認証解除方法

LINE公式アカウントの認証を解除するには、公式アカウント管理画面から特定の手順で申請する必要があります。PCとスマートフォンそれぞれの操作方法について詳しく説明します。

PCからの操作手順

PCから認証解除を行う場合は、以下の手順に従って操作してください。

認証解除の手順(PC)
  • LINE公式アカウント管理画面にログイン。
  • 左側のメニューから「アカウント設定」を選択。
  • 基本設定」タブを開く。
  • 画面をスクロールし、「認証ステータス」セクションを確認。
  • 認証解除申請」ボタンをクリック。(注:直接管理画面から解除できない場合は、申請フォームへのリンクが表示されます)
  • 確認画面が表示されるので、認証解除の影響について確認し「申請する」をクリック。

なお、アカウントの種類や状況によっては、LINE公式アカウント事務局への直接連絡が必要な場合があります。その場合は管理画面に表示される指示に従ってください。

スマートフォンからの操作手順

スマートフォンアプリ「LINE Official Account」から認証解除を申請する場合は、以下の手順で行います。

認証解除の手順(スマホ)
  • LINE Official Accountアプリを起動し、対象のアカウントにログイン。
  • 画面右下の「設定」アイコンをタップ。
  • アカウント設定」を選択。
  • 基本設定」をタップ。
  • 認証ステータス」の項目を探し、タップ。
  • 認証解除を申請する」ボタンが表示されるのでタップ。
  • 注意事項を確認し、「申請する」をタップして手続きを完了させる。

スマートフォンからの申請でも、場合によってはウェブフォームへ誘導される場合があります。その際は画面の指示に従って申請を進めてください。

LINE公式アカウント認証解除の申請フォームの記入方法

管理画面から直接申請できない場合や、特別な事情がある場合はLINE公式アカウント事務局へのフォーム申請が必要です。以下に申請フォームの記入方法を解説します。

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申請フォーム項目記入内容と注意点
アカウント情報LINE公式アカウント名、アカウントID、管理者のメールアドレスを正確に入力
申請者情報担当者名、連絡先電話番号、メールアドレス(連絡可能なもの)
認証解除理由具体的な理由を選択し、詳細を200文字程度で説明
本人確認書類法人の場合は登記簿謄本、個人の場合は身分証明書のアップロード(3か月以内のもの)
委任状担当者が代表者と異なる場合は委任状のアップロードが必要

申請フォームを記入する際の重要なポイントは以下の通りです。

  • すべての項目を正確に記入してください。情報に誤りがあると処理が遅れる原因となります。
  • 解除理由は具体的かつ明確に記載してください。「事業形態の変更」「会社名変更に伴う再申請のため」など具体的な理由を書くことが重要です。
  • 添付書類は鮮明で読みやすいファイルをアップロードしてください。不鮮明な場合、再提出を求められることがあります。
  • 申請者のメールアドレスは日常的に確認できるものを使用してください。LINEからの連絡や確認が届きます。

申請フォームの送信後、確認メールが届きます。メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認するか、別のメールアドレスで再申請することをおすすめします。

認証解除の処理期間と注意点

LINE公式アカウントの認証解除申請を行ってから実際に解除されるまでには一定の期間がかかります。また、認証解除に伴ういくつかの注意点もあります。

処理期間について

認証解除の申請から完了までの標準的な期間は以下の通りです。

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申請方法処理期間の目安
管理画面からの直接申請約5〜10営業日
申請フォームからの申請約10〜15営業日
書類不備があった場合再提出後さらに5〜10営業日追加

繁忙期や申請が集中する時期には、さらに時間がかかる場合があります。特に年末年始やゴールデンウィーク期間中は処理が遅れることがあるため、余裕をもって申請することをおすすめします。

認証解除申請時の主な注意点

認証解除を申請する際には、以下の点に注意してください。

  • 認証解除は即時反映されません。審査完了後に解除されるため、急を要する場合は事前に余裕をもって申請してください。
  • 認証解除申請中でもアカウントの通常機能は引き続き利用可能です。ただし、アカウント情報の一部変更が制限される場合があります。
  • 認証解除が完了すると元に戻すことはできません。再度認証を受けるには新たに認証申請手続きが必要です。
  • 認証解除によってフォロワー(友だち)は減少しませんが、認証マークが消えることで信頼性が低下する可能性があります。
  • 解除申請のキャンセルは原則としてできません。申請後に考えが変わった場合でも、一度申請プロセスが開始されると中止することは困難です。

認証解除の申請状況を確認したい場合は、申請時に登録したメールアドレス宛に届く通知を確認するか、LINE公式アカウント事務局に問い合わせることができます。問い合わせの際は、アカウント名とアカウントIDを必ず記載してください。

LINE専門家

認証解除が完了すると、登録メールアドレスに通知が届きます。

解除完了後、認証マークの表示は通常24〜48時間以内に消えますが、キャッシュの影響で顧客によっては表示が残る場合があります。

認証解除後のアカウント状態について

認証解除後のアカウント状態

LINE公式アカウントの認証が解除されると、アカウントの状態や機能にいくつかの変化が生じます。ビジネスを継続的に運営するためには認証解除後の変化を理解し、適切に対応することが重要です。

LINE専門家

認証解除後に起こる変化と影響について、以下で詳しく解説します。

認証マークの表示停止のタイミング

LINE公式アカウントの認証が解除されると、アカウント名横に表示されていた認証マーク(青または緑のマーク)は即時に表示されなくなります。通常、認証解除の申請が承認されてから24時間以内に認証マークの表示が停止します。

ただし、システム上の処理のタイミングによっては、以下のようなケースが発生することがあります。

  • 友だちリスト上では認証マークが消えているが、トーク画面ではまだ表示されている
  • 一部顧客のLINEアプリでは表示が残っている(キャッシュの影響)
  • LINE検索結果では反映に数日かかる場合がある

認証マークの表示停止はLINE側のシステム更新のタイミングに依存するため、完全に表示が消えるまでに最大で72時間程度かかる場合があります。この期間中に顧客から問い合わせがあった場合は、認証解除手続きを行った旨を説明するとよいでしょう。

機能制限と影響範囲

認証解除後は、認証済みアカウント特有の機能や特典が利用できなくなります。主な機能制限と影響範囲は以下の通りです。

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項目認証解除前認証解除後
アカウント検索検索結果上位表示通常の表示順位
顧客の信頼度高い(公式認証の信頼)一般アカウントと同等
LINE公式タグ利用可能利用不可
リッチメニュー通常通り利用可能通常通り利用可能(変更なし)
メッセージ配信通常通り利用可能通常通り利用可能(変更なし)

特に大きな影響を受けるのは、顧客からの信頼度と検索時の露出度です。認証マークがなくなることで、顧客が正規の公式アカウントかどうか判断しづらくなり、新規友だち追加率が平均20〜30%程度低下するケースがあります

また、以下のような間接的な影響も考慮する必要があります。

アカウント認証解除の影響
  • 類似名称の非公式アカウントと間違われるリスクの増加
  • ブロック率の上昇(信頼性の低下による)
  • 広告やプロモーションの効果減少

ただし、基本的なメッセージ配信機能やリッチメニュー、クーポン機能などのLINE公式アカウントの主要機能は引き続き利用できるため、日常的な運用に大きな支障はありません。

友だち数や過去のメッセージへの影響

LINE公式アカウントの認証解除が行われても、既存の友だちリストや過去に配信したメッセージ履歴には基本的に影響はありません。具体的には以下の項目が維持されます。

認証解除後も維持される項目
  • 既存の友だち数(自動的に解除されることはない)
  • 過去のトーク履歴やメッセージ内容
  • アカウント設定(プロフィール画像、アカウント名など)
  • 配信済みリッチメッセージやクーポンの有効性

認証解除によって友だちが自動的に解除されることはありませんが、認証マークの消失により一部の顧客がアカウントをブロックする可能性があります。

LINE専門家

特に認証マークを重視する顧客や、企業の正規性を確認していた顧客は、認証解除を不審に思いブロックする傾向があります。

過去のメッセージに関しては、すでに配信されたものはそのまま閲覧可能な状態が維持されます。しかし、認証解除前に予約配信していたメッセージについては以下の点に注意が必要です。

  • 認証済みアカウント専用機能を使った予約メッセージは配信されない場合がある
  • 認証マークを前提とした内容のメッセージは混乱を招く可能性がある

また、認証解除後もアナリティクス機能は継続して利用できるため、解除前後での友だち数の変動やエンゲージメント率の変化を比較分析することが可能です。アナリティクス機能により、認証マークの有無がアカウントのパフォーマンスにどの程度影響を与えるかを具体的に把握できます。

認証解除後の友だち離脱率の目安

業種や認証解除の理由によって異なりますが、一般的に認証解除後1ヶ月間における平均的な友だち離脱率は以下の通りです。

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業種平均友だち離脱率主な離脱理由
小売・EC5〜10%信頼性低下
サービス業3〜8%公式性の疑問
飲食業2〜5%誤認・混同
エンターテイメント7〜15%正規性への疑念

認証解除後に友だち離脱を最小限に抑えるためには、事前に顧客への告知を行い、認証解除の理由や今後も正規アカウントとして運用を継続することを明確に伝えることが重要です。特に、アカウント名変更や事業形態の変更に伴う認証解除の場合は、変更内容と認証解除の関連性について丁寧に説明することで顧客の不安や疑念を払拭することができます。

データの保持期間と注意点

認証解除後もアカウントのデータは基本的に保持されますが、いくつかの注意点があります。

  • 統計データ:認証解除前の統計データは通常90日間保持
  • 認証関連情報:前回の認証情報は再認証申請時に参照される
  • ユーザーとのやり取り:チャット履歴は通常通り保持

認証解除後も管理画面のバックアップやデータのエクスポートは定期的に行うことを推奨します。

LINE専門家

特に再認証申請を予定している場合は、認証解除前の状態を示す資料として活用できます。

認証解除後のアカウント状態を正確に理解し、適切な対応を取ることで、一時的な認証解除によるビジネスへの影響を最小限に抑えることができます。必要に応じて迅速に再認証の申請を行い、アカウントの信頼性を回復させることが重要です。

LINE公式アカウントの再認証申請方法

LINE公式アカウントの再認証方法

認証解除後、再びLINE公式アカウントの認証を取得したい場合は、新たに再認証申請を行う必要があります。

LINE専門家

再認証申請に必要な書類や条件、申請から承認までのプロセス、そして申請時によくあるトラブルとその対処法について、詳しく解説します。

再認証に必要な書類と条件

LINE公式アカウントの再認証を申請するには、初回認証時と同様の書類や条件が求められます。過去に認証を受けていた場合でも、一から審査が行われるため、すべての条件を満たす必要があります。

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申請種別必要書類備考
法人アカウント登記簿謄本(発行後3ヶ月以内)
公式WebサイトのURL
会社印鑑証明書(必要に応じて)
会社名・ロゴ・サービス名が一致していること
個人事業主開業届の写し
確定申告書の写し
身分証明書
公式WebサイトのURL
事業実態が確認できる内容であること
公共機関・団体公的証明書
団体の設立を証明する書類
公式WebサイトのURL
公的な証明が可能な書類が必要

再認証の申請には、以下の条件も満たす必要があります。

  • アカウント名が実際の組織・ブランド名と一致していること
  • プロフィール画像が組織やブランドを適切に表現していること
  • LINEの利用規約に違反する内容がないこと
  • 公式サイトが実在し、アクティブに運営されていること

再認証申請時には、前回の認証時と異なる情報や事業内容に変更がある場合、その変更点を明確に説明する資料も添付することをおすすめします。事前に変更点をわかりやすく提示しておくことで、審査がスムーズに進む可能性が高まるためです。

申請から承認までの流れと期間

LINE公式アカウントの再認証申請から承認までのプロセスは以下の通りです。

再認証申請から承認までの流れ
  • LINE公式アカウント管理画面にログイン
  • 「アカウント設定」→「認証バッジ申請」をクリック
  • 申請フォームに必要事項を入力
  • 必要書類をアップロード
  • 申請内容を確認して送信
  • LINEヤフー社による審査
  • 審査結果の通知
  • 承認された場合、認証バッジの付与
LINE専門家

それぞれについて、解説します。

STEP
LINE公式アカウント管理画面にログインし「設定」ボタンをクリック

LINE公式アカウント管理画面右上の「設定」ボタンをクリックします。(アプリ版はメニュー内の設定をタップ)

STEP
「アカウント認証をリクエスト」をクリック
STEP
必要事項を入力して「確認する」をクリック
STEP
申請内容を確認して送信

申請内容に不備がある場合は申請が通らないため、事前によく確認してから送信しましょう。

STEP
LINEヤフー社による審査

申請後は、LINEヤフー社による審査が行われます。審査の基準は以下のとおりです。

LINEヤフー社の審査基準
  • LINEユーザーの不利益につながる可能性がないか
  • 法令における規制の有無と規制内容に抵触するものでないか
  • 利用規約第18条「禁止行為」各号に該当するおそれがないか
  • 当社が独自に定める審査基準を満たすか否か
  • 当社の事業へ悪影響を及ぼす、あるいは当社の信用を損なうものでないか
LINE専門家

電話やメールにも本人確認のための連絡が入るため、日中連絡を取りやすいアドレスを申請フォームに入力しておきましょう。

STEP
審査結果の通知

申請フォームに入力したメールアドレスに、審査結果が通知されます。確認できない場合は、迷惑メールフォルダやゴミ箱に誤って入っている可能性があるため、チェックしておきましょう。

STEP
承認された場合、認証バッジの付与

承認されると、認証済みのバッジ(青色または緑色)が付与されます。

再認証申請から承認までの期間は、通常2〜4週間程度かかります。ただし、申請内容や書類に不備がある場合や、審査の混雑状況によっては、さらに時間がかかることがあります。

再認証申請後、LINEから追加書類や情報の提供を求められる場合があります。この場合、迅速に対応することで審査期間の短縮につながります。

再認証申請中は、アカウントの基本情報(名前、プロフィール画像など)を変更しないよう注意してください。情報が変更されると、審査がリセットされる可能性があります。

LINE専門家

再認証後のアカウント名の変更もできないので、注意しましょう。

再認証申請時のよくあるトラブルと対処法

再認証申請時のよくあるトラブルと対処法

LINE公式アカウントの再認証申請時には、いくつかの一般的なトラブルが発生することがあります。再認証の申請が却下される主な理由は以下のとおりです。

LINE専門家

再認証申請でよくあるトラブルと対処法について、詳しく解説していきます。

提出書類の不備や有効期限切れ

最も多いトラブルは書類の不備です。特に登記簿謄本は発行後3ヶ月以内のものが必要です。却下された場合、却下理由を確認し、最新の書類を準備して再申請しましょう。

アカウント名と法人名・サービス名の不一致

アカウント名は原則として登記上の正式名称と一致させる必要があります。ブランド名やサービス名で認証を希望する場合は、名称が自社の商標であることを証明する書類(商標登録証など)も添付しましょう。

公式サイトとの関連性が不明確

公式サイトがない、または更新されていない場合、認証が却下されることがあります。公式サイトを最新の状態に保ち、サイト内にLINE公式アカウントへのリンクを設置することで、関連性を証明できます。

プロフィール情報が不十分または不適切

申請時の申込フォームに入力しているプロフィール情報が不十分だったり、不適切な情報を書いたりしている場合、審査を通過することができません。事業者情報や業種内容に不備がないか、事前によく確認しましょう。

過去の利用規約違反の履歴

過去にLINEのガイドラインや利用規約に違反した履歴があると、再認証に影響が出る場合があります。心当たりがある場合は、再申請前にLINEサポートへ相談し、問題の有無を確認することをおすすめします。

審査が長引く場合の対処法

審査が予想以上に長引く場合は、LINE公式アカウントのサポートセンターに問い合わせましょう。申請状況の確認や、追加で必要な情報があるかどうかを確認できます。

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トラブル対処法
申請が却下された却下理由を確認し、必要な修正を行った上で再申請する
審査が1ヶ月以上経過しても完了しないLINEサポートセンターに状況を問い合わせる
アカウント情報を変更したい審査完了後に変更するか、申請をキャンセルして情報更新後に再申請する
必要書類の取得方法がわからない法務局(登記簿謄本)や税務署(確定申告書)に問い合わせる

再認証申請が却下された場合でも、すぐに再申請することができます。ただし、同じ理由で複数回却下されると、一定期間申請ができなくなる可能性があるため、却下理由をしっかり確認して対応しましょう

まとめ:LINE公式アカウント認証解除と再設定は可能

LINE公式アカウント再認証まとめ

LINE公式アカウントの認証解除は、事業形態の変更やアカウント情報の大幅な変更時に必要となるケースがあります。認証解除はLINE公式アカウント管理画面または専用申請フォームから行うことができますが、認証マークの消失や一部機能制限などの影響が生じるため慎重な判断が必要です。

LINE専門家

認証解除後も友だち数や過去のメッセージ履歴は保持されるため、顧客への配信は継続可能です。

再認証申請の際は必要書類を揃え、審査基準を満たすことで再度認証マークを取得できます。アカウントの再認証の設定も適切な手続きに沿って行えば再設定もスムーズに行えます。

LINE運用について正しい知識を身につけておけば、不測の事態が起こった場合でも、慌てず安全に対応することが可能です。LINE公式アカウントの再認証も本記事の内容を参考にして顧客の信頼を獲得できるアカウント運用を実践してみてください。

LINE専門家

LINE運用をスムーズに行うためには、LINE拡張ツールを使うのがおすすめです。

LINE公式アカウントの認証は顧客の信頼獲得に効果的ですが、併せて『エルメ』のようなLINE拡張ツールを利用すると、より集客や売上アップにつながりやすくなります。『エルメ』はステップ配信や決済機能、顧客のデータ分析などさまざまな機能が無料プランから利用可能です。

LINE専門家

ぜひ一度、エルメを無料プランから試してみて、効率的なLINE運用を体感してみてください。

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