本記事ではLINE公式アカウントのセグメント配信機能とは何か、また設定方法などを詳しく解説しています。
セグメント配信ってどんな機能かな?
LINE公式アカウントのセグメント配信、気になりますよね。
⇨特定の属性ごとにユーザーを分類し、それぞれの属性に向けてメッセージを配信することをセグメント配信(絞り込み配信)といいます。
属性分けは、居住地や年代など様々な項目で分類が可能なためユーザーの情報を効率よく取得することがセグメント配信活用の鍵になります。
エルメ(L Message)はLINE公式アカウントと連携することでより詳細なユーザー分析が可能な機能拡張ツールです。
セグメント配信を活用したい方はぜひ、エルメの導入もあわせてご検討してみてくださいね。
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LINE公式アカウントのセグメント配信とは?概要をご紹介
『セグメント』という単語自体に集団やまとまりを区切るという意味があります。
お友達登録してくれているユーザーを特定の属性ごとに分類分けをして、それぞれの属性に向けたメッセージを配信することができる機能をセグメント配信と言います。
メッセージを配信する対象を特定のセグメントに絞るため絞り込み配信とも呼ばれます。
セグメント配信についての概要をご説明します。
セグメント配信の分類方法は2種類
LINE公式アカウントのセグメント配信でできる分類方法は、
・属性で分類する
・オーディエンスにより分類する
の2種類に分けられます。
それぞれ詳しく解説していきます。
方法①:属性で分類する
LINE公式アカウントで分類できる属性は、大きく5つあります。
絞り込みできる範囲も含めた一覧表は、下記になります。
属性 | 絞り込み範囲 |
登録期間 | 1週間未満 1週間以上1ヶ月未満 1ヶ月以上3ヶ月未満 3ヶ月以上半年未満 半年以上1年未満 1年以上 |
性別 | 男性 女性 |
年齢 | 14歳未満 15歳以上20歳未満 20歳以上25歳未満 25歳以上30歳未満 30歳以上35歳未満 35歳以上40歳未満 40歳以上45歳未満 45歳以上50歳未満 50歳以上 |
OS | Android iOS Windows Phone BlackBerry Nokia Firefox |
地域 | 北海道/東北 関東 甲信越/北陸 東海 関西 中国 四国 九州/沖縄 各都道府県ごと |
以上が分類できる属性の一覧になります。
例えば『登録して1週間未満』の方という属性に対して、初回限定特典のメッセージを配信するといった使い方ができます。
また属性は一つに限定されないので、『15歳以上20歳未満』の『女性』に向けてアパレルの広告を配信するなど組み合わせて配信範囲を絞り込むことも可能です。
方法②:オーディエンスにより分類する
2つ目の分類方法は、オーディエンスを条件に分類分けをする方法です。
オーディエンスは主に8種に分けられます。
分類 | 絞り込み範囲 |
ユーザーIDアップロード | 認証済みアカウント、プレミアムアカウントのみが発行できる個人のIDをアップロードしたユーザー |
メッセージリンククリック | 1ヶ月以内に配信したメッセージ内のリンクをクリックしたユーザー |
メッセージ開封 | 配信1ヶ月以内のメッセージを開封したユーザー |
チャットタグ | チャットタグをつけているユーザー |
流入経路 | 特定の経路でお友達追加をしたユーザー |
WEBサイト訪問者 | LINE tagを設定したWebサイトを開いたユーザー |
リッチメニューリンククリック | リッチメニューのリンクを開いたユーザー |
トーク画面表示 | リッチメニューを表示したユーザー |
以上が、オーディエンスによるセグメント配信の分類分けになります。
属性分類同様に、分類分けの項目は組み合わせて設定が可能です。
LINE公式アカウントのセグメント配信の2つの分類方法をご紹介しました。
これらの条件を駆使して、ユーザーを上手く分類分けすることがセグメント配信のポイントになるので、覚えておきましょう。
LINE公式アカウントのセグメント配信の活用例3つ
LINE公式アカウントのセグメント配信は、具体的にどのように活用できるのか例を3つ挙げてご紹介します。
・購入履歴のあるユーザーを対象にセグメント配信をしてリピート率アップを狙う
・年代ごとにターゲットを絞った商品の宣伝をする
・登録したばかりのユーザーに初回購入を促す広告を配信する
それぞれの例について詳しく解説します。
活用例①:購入履歴のあるユーザーを対象にセグメント配信をしてリピート率アップを狙う
LINE公式アカウントのオーディエンスによる分類分けの項目に『チャットタグ』がありました。
チャットタグは、ユーザーをタグ付けできる機能です。
この機能を使って商品を購入したユーザーに対して『商品購入者』をタグ付けすることでセグメント配信の対象に設定することができます。
などを『商品購入者』に向けてセグメント配信することでリピーターを増やす効果が期待できます。
活用例②:年代ごとにターゲットを絞った商品の宣伝をする
LINE公式アカウントのセグメント配信時の属性分類に『年齢』がありました。
年代ごとに
など年代に合わせた企画をセグメント配信することでよりキャンペーンや商品に興味を持たれやすくなり、結果的に商品購入に繋がりやすくなります。
効率の良い宣伝効果が期待できますよ。
活用例:③登録したばかりのユーザーに初回購入を促す広告を配信する
LINE公式アカウントをお友達追加してくれたばかりのユーザーは、商品購入へのハードルが少し高い傾向があります。
そこで、登録期間の属性を利用してセグメント配信をすると効果的です。
初回限定特典やキャンペーンなどハードルを下げる工夫をアピールするのもよいですね。
セグメント配信の活用例を3つご紹介しました。
セグメント配信はとても細かく条件分けができるのでやりたいことが実現しやすくなります。
LINE公式アカウントのセグメント配信デメリット3つ
とても便利な機能としてご紹介したセグメント配信にもデメリットはあります。
・セグメントのターゲットリーチ数が100未満の場合配信できない
・属性の分類はあくまで分析データによるもので絶対ではない
・5000人以上のターゲットリーチ数がないと使えない機能がある
それぞれのデメリットを解説していきます。
デメリット①:セグメントのターゲットリーチ数が100未満の場合配信できない
セグメント分けした時に人数が少なすぎると、セグメント配信ができない場合があります。
属性でセグメント分けする場合は1つのセグメントに100人以上が条件になります。
また、オーディエンスでセグメント分けする場合は、1つのセグメントに50人以上必要です。
そのため、お友達登録しているユーザーが100人未満の場合セグメント配信を活用するのは難しくなります。
ターゲットリーチ数とは、セグメント分けした時に対象となるアカウントの数のことです。
100人以上お友達はいるけれど、ターゲットリーチ数が足りない場合はセグメント分けの条件を見直す必要がありますね。
デメリット②:属性の分類はあくまで分析データによるもので絶対ではない
属性は、あくまでLINE側が分析したデータのため、必ずしも正しいわけではありません。
推測されたデータなのであくまで参考程度に考えておくのが望ましいです。
また、属性には3日前の情報が反映されています。
商品購入者とした場合、3日以内に商品を購入した人はセグメント配信の対象には含まれません。
LINE公式アカウントのシステム上のタイムラグがあるということを認識しておきましょう。
デメリット③:5000人以上のターゲットリーチ数がないと使えない機能がある
A/Bテストとは、あらかじめ用意した、AタイプとBタイプの2種類のメッセージについて成果を比較する機能のことです。
LINE公式アカウントは、A/Bテストの機能を無料で利用可能。
しかしこの機能を使うにあたって必要なターゲットリーチ数は5000人以上のためアカウント拡大を目指す初心者さんやアカウントを始めて間もない方は使うことができません。
セグメント配信を活用しながら、お友達の数を増やしていき、さらなるメッセージの効率化にA/Bテストが活用できれば良いですね。
セグメント配信の3つのデメリットをご紹介しました。
セグメント分けしても、対象が少なすぎると使うことはできないということです。
セグメントの分け方を工夫しながら、集客していくとセグメント配信を制限なく活用できるようになりますよ。
LINE公式アカウントのセグメント配信メリット5つ
セグメント配信のメリットを5つご紹介します。
・ブロックされづらくなる
・メッセージの反応率アップが狙える
・メッセージの配信数を効率化できる
・セグメント分けをブラッシュアップできる
・無料で使える機能
それぞれ詳しく解説します。
メリット①:ブロックされづらくなる
LINE公式アカウントのセグメント配信を活用すれば、ユーザーの興味のある内容を中心に配信できるので、ブロックされづらくなります。
せっかくお友達追加してもらえても、
等が重なるとブロックされやすくなります。
一方で、
が適正数配信されれば、ユーザー側がメリットを感じるためブロックされづらくなる傾向があります。
配信対象や内容の管理をセグメント配信機能で運要すれば、お友達の人数が増えても効率的に管理が可能です。
メリット②:メッセージの反応率アップが狙える
ユーザーに興味のある内容や、対象のイベント告知等が送られて来れば、自然と反応されやすくなります。
最小限のメッセージ数でより多くの反応や宣伝効果を獲得したい場合、セグメント配信がぴったりですよ。
メリット③:メッセージの配信数を効率化できる
メッセージの配信数を効率的に使えるのもセグメント配信の良いところです。
LINE公式アカウントのメッセージは、ひと月あたり配信できる数がプランによって決められています。
お友達登録してくれているユーザーが多ければその分、配信できる内容が少なくなってしまいますよね。
そこで、セグメント配信機能を利用してセグメントごとの内容を配信すればセグメントに属さない、いわば配信内容に関係ない人に送るメッセージを節約できます。
アカウントの運営効率が格段にアップしますね。
メリット④:セグメント分けをブラッシュアップできる
セグメント分けはお友達が増えるごとにどんどんブラッシュアップしていくことができます。
購入者を対象にアンケートを集めたり、データを蓄積したりすることでセグメント分けの精度があげられます。
セグメント分けをした時に100人に満たない場合は配信できないため初めは大まかなセグメント設定になってしまうかもしれません。
しかし、お友達が増えれば増えるほど細かいセグメント設定ができるので工夫次第でどんどんよくしていける機能ですよ。
メリット⑤:無料で使える機能
セグメント配信は、無料で使える機能です。
そもそもLINE公式アカウント自体のアカウント開設は無料。初期費用0から始められます。
プランを一覧にまとめます。
プラン | 月額料金 | 配信数 |
---|---|---|
フリープラン | 無料 | 1000 |
ライトプラン | 5000円 | 15000 |
スタンダードプラン | 15000円 | 45000 |
LINE公式アカウントは無料のフリープランと有料の2プランから選ぶことができます。
プランがグレードアップすると月の配信数を増やすこともできます。
セグメント配信はフリープランから使える機能なので、
フリープランで配信数をやりくりしたい方、今のプランで配信数がギリギリでグレードアップを検討中の方にこそ活用してほしい機能です。
ぜひお試しでも挑戦してみてくださいね。
LINE公式アカウントのセグメント配信のメリットを5つご紹介しました。
プラン内でなるべく効率よくアカウントを運営しようと考えた場合、セグメント配信はピッタリな機能です。
無料で使えるので気軽に試してみるのがおすすめです。
LINE公式アカウントのセグメント配信をさらに活用するならエルメ導入がおすすめ
LINE公式アカウントのセグメント配信を使う上で、デメリットとしてご紹介した人数制限や条件の制限。
集客ツールエルメを導入するとLINE公式アカウントのセグメント配信のデメリットを改善し、もっと使いやすくなります。
エルメは、LINE公式アカウントと連携することで機能を拡張する便利ツール。
エルメを導入することでセグメント配信が使いやすくなる理由を5つご紹介します。
・セグメントの人数制限がない
・リアルタイムの情報でセグメント配信ができる
・ユーザー分析に長けたツールでセグメント配信に反映しやすい
・無料のプランがあり初期費用0から使える
・アンケートの回答と回答者が紐づけられる
それぞれ詳しく解説していきます。
理由①:セグメント配信人数制限がない
LINE公式アカウントの場合、セグメントが100人未満だと配信ができません。
エルメなら人数制限がなく、数人程度のセグメントにも配信ができます。
アカウントを立ち上げてすぐの初心者さんでもどんどんセグメント配信ができるのは嬉しいですよね。
より細かいセグメント分けができるので、アカウントの配信数をより効率よく回すことができますよ。
理由②:リアルタイムの情報でセグメント配信ができる
エルメなら、リアルタイムの情報でセグメント配信が可能です。
LINE公式アカウントの場合、ユーザー情報変更から反映までに3日かかるとご紹介しました。
この場合、
などのセグメント配信は難しいですよね。
そこでエルメのセグメント配信を利用すればよりリアルタイムな条件でセグメント分けができるので設定できる幅が広がりますよ。
理由③:ユーザー分析に長けたツールでセグメント配信に反映しやすい
エルメはユーザー分析に長けたツールです。
LINE公式アカウントのみを使う場合より、精度良くセグメント分けが可能です。
ユーザーの流入経路や、クリックしたリンクなどの情報も結びつけられるのでセグメント配信にどんどん反映させられます。
セグメント配信のメリットをさらに活かせるのはいいですね。
理由④:無料のプランがあり、初期費用0円から使える
LINE公式アカウント同様、エルメも無料のプランがあるため、初期費用0から始められます。
LINE公式アカウントのお悩みややりたいことをエルメで解決できるのか、無料のプランでお試ししてから本格的に導入することができるので、初心者の方も気軽に始められます。
エルメは途中でプランのグレードアップができるので、使ってみてよかったらプランを変更すると、後悔しにくいので安心ですよ。
理由⑤:アンケートの回答と回答者が紐づけられる
エルメを導入すれば、アンケートの回答と回答者の紐付けが可能です。
回答フォームなどのアンケート機能は、LINE公式アカウントの場合は匿名。
誰からの回答かは分からないので、そのアンケート対象の全体的な評価しか知ることができません。
LINE公式アカウントのみでユーザーの声を回答者と紐づける場合はメッセージを1対1チャットで送ってもらうなどしなければなりません。
これでは、1人1人にメッセージを返信したり管理する必要があり、手間や時間がかかったり人件費がかかったりします。
配信漏れやミスも発生しやすくなります。
エルメのアンケート機能を使った場合、回答と回答者は紐付けでユーザー分析に活用できます。セグメント配信を行う上ではとても便利ですよね。
LINE公式アカウントのセグメント配信にエルメを導入するのがおすすめな理由をご紹介しました。
LINE公式アカウントのセグメント配信のデメリットや、やや不便に感じる部分をエルメでサクッと解決できるのは魅力的ですよね。
セグメント配信のメリットを存分に活かすために、初期費用0のエルメをぜひ試してみてください。
まとめ:LINE公式アカウント、エルメのセグメント配信で効率アップを目指しましょう!
LINE公式アカウントのセグメント配信についてご紹介しました。
LINE公式アカウントは、月に送れるメッセージの数が決まっているため、メッセージの効率化がアカウント運営の鍵になります。
セグメント配信を使って、配信数の節約やクリック率、反応率アップを目指しましょう。
さらにセグメント分けを改善するなら、エルメを導入するのがおすすめです。
エルメ導入を検討中の方は、公式サイトもあわせてご参照ください。
\ セグメント配信をより便利に! /