本記事ではL Message(エルメ)のカルーセル機能について解説しています。
エルメのカルーセルってどんな機能だろう?
カルーセル機能について気になりますよね。
■エルメのカルーセル機能とは?
⇨ユーザーにパネルタイプのメッセージを送ることができる機能のことを言います。
パネルにボタンを設置することで、タップしたユーザーに特定のアクションを設定することも可能です。
エルメの導入を検討中の方は公式サイトをご参照ください。
エルメカルーセルとは?4つの種類を解説!
エルメのカルーセルは、ユーザーにパネルタイプのメッセージを送ることができる機能のことです。
パネルタイプのメッセージにはボタンを配置でき、それぞれにアクション機能がつけられます。
カルーセルで設定できるボタンの種類は大きく4つに分かれます。
・スタンダード
・カラーボタン
・画像
・クイックリプライ
それぞれの違いについて解説していきます。
種類①:スタンダード
エルメで設定可能なカルーセルの一つである『スタンダード』はメッセージ内に
・画像
・テキスト文
・ボタン
を1つにまとめて配信できます。
ボタンは、それぞれにアクション設定ができるのでホームページへの誘導やアンケートのお願いなどやりたいことをボタンに割り振る使い方もできます。
画像、文章、ボタンそれぞれ設定が可能なので視覚的に興味を引くことも、伝えたいことの説明を一つのメッセージで完結させることができます。
月に配信できるメッセージの数に制限がある、LINE公式アカウント運営側には嬉しい機能ですね。
種類②:カラーボタン
カラーボタンは、スタンダードの進化版。
違いは大きく3つあります。
・ボタンやテキストに色がつけられる
・ボタンを横並びに設置できる
・ボタンサイズを大、中、小から選べる
せっかく画像を使った目を引くメッセージを送るので、画像との統一感を出したりデザインに凝ったりできるのは嬉しいですよね。
工夫次第で、おしゃれに目を引くメッセージが作れます。
最大4つまでボタンが表示できるのはスタンダードと変わりませんが、カラーボタンはボタンを横並びに設置できるというのも違いの一つ。
スマホユーザーもタップしやすいメッセージが作れますよ。
種類③:画像
画像は、画像メッセージを横並びに送ることができるカルーセルです。
最大10枚まで画像を並べることができます。
その他にも画像をタップした時のアクションを設定できたり、画像下に短いテキストメッセージを入れたりすることも可能です。
ユーザーに商品や店舗外観などの情報を伝えるのにはピッタリのカルーセルです。
種類④:クイックリプライ
クイックリプライは、画像+メッセージ+ボタンの組み合わせが配信できるカルーセル。
テキストの下にボタンを複数表示させることができ、ユーザーがボタンをタップすると非表示になります。
選択肢を複数表示できるので、アンケートを取ったりユーザーの情報を集めたりするのに役立ちます。
ただし、このボタンは次のメッセージを配信してしまうとユーザーが押す前に消えてしまいます。
同時にメッセージを送る場合は、最後のメッセージにボタンが表示されます。
クイックリプライを使う時は、メッセージをなるべく一つにして、同時に送る場合も最後のメッセージに質問が来るようにしましょう。
以上4つが、カルーセルの種類になります。
それぞれに使いやすいタイミングがあるので、目的に合わせて使い分けるとより効率が良くなりますよ。
次項では、それぞれのカルーセル別に設定方法をご紹介しているので参考にしてくださいね。
カルーセルについてより詳しく知りたい方はエルメの公式サイトを覗いてみるのもおすすめですよ。
エルメカルーセル種類別設定方法ステップ
エルメカルーセルの種類別に設定の方法をご紹介します。
まずは共通で下記手順で進めます。
画面左側の、メッセージタブから
・メッセージ配信
・ステップ配信
・テンプレート
の3つのうちどの機能を使うのか選択し、タップをします。
ステップ配信とメッセージ配信の違いは簡単にいうとメッセージを送るユーザーの範囲です。
ステップ配信を使えば、ある特定の条件を満たしたユーザーにのみメッセージを配信することができます。
どのメッセージ機能を使うか選択すると、メッセージタイプを選ぶ画面に移動するので『パネル・ボタン』を選択しましょう。
これで共通の作業は完了です。
それぞれのメッセージ種類ごとに続きを解説していきます。
種類①:スタンダード
『スタンダード』の設置方法をご説明します。
カルーセルの中でもメジャーで良く使われるスタンダードは、他のカルーセルの設定方法の基本になるイメージです。
スタンダードの設置方法に慣れておくと、他のカルーセルも使いやすく感じられますよ。
ステップ①:パネル設定をタップ
スタンダードの設定は『パネル設定』から行います。
引用元:L Messageマニュアル
ステップ②:『パネルの追加』または『コピー、移動、削除』を選択
パネル設定タブ下の青色のパネル追加ボタンをタップ。
設定できるパネルの枚数は、10枚が上限です。
伝えたいことを限定するとすっきりしてユーザーが見やすくなるので限られた10枚を最大限に活用しましょう。
引用元:L Messageマニュアル
画像右下の『…』マークからコピー、移動、削除などもできます。
ステップ③:パネル編集
続いてパネルを編集します。
パネル編集画面では、
・画像
・タイトル
・テキスト
の設定ができます。
引用元:L Messageマニュアル
青いアップロードボタンから、カルーセルに使う画像を選びます。
タイトル、テキストを設定すると、パネル内に任意の文字を表示できます。
タイトルは40文字、テキストは60文字までの制限があるのでなるべく簡潔にまとめると良いですよ。
+LINE名のボタンは、文内にユーザーがLINEに登録している名前を表示するボタンです。
必要に応じて使ってみましょう。
ステップ④:ボタン編集
続いてボタンを編集します。
ボタン編集では、
・ボタンテキスト
・アクション
の2つを設定します。
アクションについては、次項で詳しく解説します。
ボタンテキストは、何の役割のボタンなのかユーザーに知らせるボタン内の文字のことを言います。
『公式サイトはこちら!』『お得なクーポンはここをクリック!』などと書かれたボタンをよく目にしますよね。
文字数上限は20文字。なるべく簡潔に、パッと見てなんのボタンかわかるような名前をつけるとユーザーにより伝わりやすくなります。
ステップ⑤:ボタン追加
ボタンは、最大で4つまで設定することができます。
『+ボタン追加』を押してボタンの編集をしましょう。
多すぎると見づらくなってしまいがちですが、4つならユーザー側への負担も少ないので安心です。
限られた数で何をボタンとして設定するかが、クリック回数のアップに繋がります。
ステップ⑥:詳細設定
ユーザーがパネルをタップした回数に応じてアクションを設定できるのが詳細設定です。
タップ回数のカウントは
・カルーセルの画像全体
・各画像につき1回ずつ
・各選択肢1回ずつ
・無制限
の4種類のカウント方法ができます。
所定のタップ回数を超えた場合に表示するメッセージを決めたり発動するアクションを決めたりできます。
以上が、カルーセルの中で最も一般的なスタンダードの設定方法です。
他3種類はスタンダードベースで解説していきます。初めての方はシンプルなスタンダードから挑戦してみるのも一つの手ですね。
種類②:カラーボタン
続いてはカラーボタンの設定方法です。
大枠はスタンダードと同じですが、色やボタンの配置など設定できる項目はカラーボタンの方が多いです。
工夫次第でオリジナリティのあるカルーセルが作れますよ。
ステップ①:パネル設定をタップ
まずは、パネル設定をタップします。
スタンダードと同じタブになります。
ステップ②:『パネルの追加』または『コピー、移動、削除』を選択
パネルを追加したりコピーしたりできます。
パネルは、スタンダードと同じく10枚まで作成ができます。
枚数が増えてしまう場合は、カラーボタンならではの色使いの工夫で見やすくなるように意識してみましょう。
ステップ③:パネル編集
カラーボタンのパネル編集画面はこちらのようになっています。
引用元:L Messageマニュアル
設定する項目は
・画像
・タイトル
・テキスト
3つあり、カラーボタンの場合はそれぞれ文字の色の変更ができます。
色の変更はカラーコードを入力するか、もしくは『◼︎』マークから色を選択します。
カラーコード入力欄の横にあるチェックボックスを選べば太字にすることも可能です。
より見やすく、目に留まりやすいカルーセルになるよう活用してみましょう。
ステップ④:ボタンオプション
ボタンオプションでは、
・ボタンの配列
・ボタンの色
を設定できます。
引用元:L Messageマニュアル
スタンダードの場合ボタンは縦に最大4つまでですが、カラーボタンの場合ボタン配列を2列にすることで左右に並べて表示ができます。
ボタンの色もカラーコードを入力したり、『◼︎』から色を選択することで好きな色に変更できます。
デフォルトカラーは、パネル内のすべてのボタンの色を一気に設定できる機能です。
統一感が出て見やすくなりますね。
ステップ⑤:ボタン編集
ボタンに表示するテキストとアクションの設定をします。
ボタンの色や文字の色の変更も可能です。
カラーを設定することで、ユーザーにパッと見のイメージをもってもらう効果もあります。
商品を販売している場合は、ブランドのテーマカラーを取り入れるとよりカルーセルの宣伝効果アップに繋がりますよ。
ステップ⑥:ボタン追加
ボタンは、最大4つまで表示が可能です。
増やしたい場合は、ボタンの追加をし、それぞれ設定を行なってください。
公式サイトにただ誘導するだけでなく、複数のボタンを活用して『商品ページ』や『お問い合わせフォーム』などそれぞれに飛べるようにするとユーザーが使いやすいだけでなく、クリック回数アップにもなるのでおすすめです。
ステップ⑦:詳細設定
詳細設定はスタンダードと同じく、ボタンタップ回数に応じてメッセージを表示したりアクションが発動したりする機能を設定します。
以上が、カラーボタンの設定方法になります。
ほとんどスタンダードと同じですが、テキストやボタンの色を好きに変えられるのは魅力的ですね。
自分のLINE公式アカウントのテーマカラーを取り入れることでカルーセルのメリットを最大限に発揮できますね。
種類③:画像
画像タイプのカルーセルの設定方法をご説明します。
一般的なカルーセル、スタンダードをもとにご紹介していきます。
ステップ①:パネル設定をタップ
画像タイプのカルーセルもパネル設定タブから設定します。
ステップ②:『パネルの追加』または『コピー、移動、削除』を選択
パネルの追加を選択します。
ここまではスタンダード、カラーボタンと同じ手順です。
ステップ③:パネル編集
画像のパネル編集画面は下のようになっています。
引用元:L Messageマニュアル
青色のアップロードボタンからカルーセルに使う画像を選びます。
推奨解像度は「1000×1000 px」です。
ラベルを選択した場合は、画像の上の方最大10文字表示ができます。
タイトルは、画像の下部分に表示される文字で、文字数は同じく10文字が上限です。
ステップ④:タップ時アクション
ユーザーに画像をタップされた時のアクションを設定します。
アクションについては次項をご参照ください。
ステップ⑤:詳細設定
最後に、ユーザーが画像をタップした回数に応じてアクションを設定します。
以上が画像タイプのカルーセルの設定方法です。
ボタンなどはなく、画像がメインなのでごちゃごちゃせず、ユーザーに商品の魅力やイメージを一番伝えられるカルーセルになります。
情報が不足しないようテキストやラベルなども上手に活用しましょう。
種類④:クイックリプライ
クイックリプライの設定方法は、他3種類のカルーセルとは毛色が異なるため、初めて使う方はぜひ参考にしてください。
ステップ①:質問登録
『質問登録』から、クイックリプライで送信する内容を設定します。
返信は
・テキスト
・画像
の2つから選択できます。
テキストを選んだ場合は、5000文字以内で返信する内容の文を入力します。
画像の場合は、クイックリプライで画像を返信するように設定します。
推奨の画像サイズは1024×678 pxです。
ステップ②:ボタン編集
ボタン編集では、ボタンに表示させる文字を20文字以内とアクションの設定をします。
アクションは次項で詳しく解説します。
ステップ③:ボタン追加
ボタンを複数設置する場合は、追加ができます。クイックリプライの場合最大10個まで設定が可能です。
以上が、クイックリプライの設定方法です。
他のカルーセルとは毛色が少し異なるため、併用して使うのも良いですね。
エルメカルーセルで設定できるアクションは3つ
エルメのカルーセルの『ボタン編集』や『詳細設定』で設定できるアクションは3つあります。
・エルメアクション
・友達アクション
・LINE URLスキーム
それぞれのアクションについて詳しく解説していきます。
アクション①:エルメアクション
エルメアクションは、指定しておいたタイミングでエルメが動作するよう設定する機能です。
カルーセルの場合、指定のタイミングは
『ボタン、画像をタップされたとき』もしくは『クリック回数がある回数を超えたとき』になります。
設定できる動作としては、
・テンプレート配信
・ステップ配信
・リッチメニュー表示
・タグ付け
などがあります。
それぞれの場面に合わせてアクションを設定することで、配信数を効率化できるなどのメリットがあります。
アクション②:友達アクション
お友達アクションもエルメアクション同様にある指定の動作でアクションが発動するように設定します。
違いとしては、アクションをユーザーに発動させるところです。
設定できるアクションはユーザーが、
・所定のURLを開く
・メッセージを返信する
・電話をかける
・テキストを送らせる
・メールを送らせる
・LINE公式アカウントを紹介させる
などがあります。
お友達アクションは、エルメアクションと併用可能です。
ただし、エルメアクションとお友達アクションの中の『テキストを送らせる』を同時に設定してしまうとテキストが自動で配信されなくなるので避けましょう。
ユーザーがボタンを押すなどのアクションをしてすぐに所定のテキストが送られるように設定する場合、お友達アクションは『自動応答』を使用するのが良いですよ。
アクション③:LINE URLスキーム
LINE URLスキームは、ユーザーのスマホ上でアクションを発動させる機能です。
一例として、
ボタンをタップされたらユーザーのスマホのカメラを起動させる。
などができます。
その他にも、
・カメラロールを起動させる
・お友達にアカウントをシェアさせる
・位置情報を送らせる
などのアクションが設定できます。
LINEURLスキームのみ、エルメアクションやお友達アクションとの併用ができないので注意が必要です。
以上が、カルーセルで設定できる3つのアクションです。
カルーセルは、ボタンを4つ設置できるのでそれぞれに設定するアクションによってはLINE公式アカウントから公式ページへの誘導率アップが狙えるなどメリットが多く有ります。
カルーセルとアクションの組み合わせを工夫して、LINE公式アカウントをどんどん盛り上げていきましょう。
エルメのカルーセルのメリット4選!
エルメのカルーセル機能を使うメリットを4つご紹介します。
・1度の配信で複数の画像や文章を配信できる
・伝えたいことを視覚的にアピールできる
・無料で利用可能
・クリック回数などでユーザー分析がしやすい
それぞれ詳しく解説します。
メリット①:1度の配信で複数の画像や文章を配信できる
エルメのカルーセルなら、1度のメッセージ配信で最大10枚まで画像を配置できます。
プランによって、月に送れる配信数に限りがあるのでこのメリットは最大限に活用していきたいですよね。
それぞれの画像にボタンとアクションを設定できるので、直接商品が購入できるページに飛べたり、キャンペーンページに飛べたりするよう設定すると、誘導率アップも狙えます。
複数の商品やキャンペーンの内容などをまとめて宣伝ができ、横にスライドするだけでそれらをチェックできるのでユーザーも複数の情報が入ってきやすくなりますよ。
メリット②:伝えたいことを視覚的にアピールできる
伝えたいことを視覚的にアピールできるという点はエルメのカルーセル機能の最大のメリットと言えるでしょう。
文字だけでメッセージを配信しても、確実に読んでもらえるとは限りません。
エルメのカルーセルで商品の特徴やキャンペーンの内容などを画像で配信すればよりイメージがユーザーに伝わりやすくなります。
目を引き、ユーザーの興味がむけばメッセージを読んでもらえる確率があがり、アクションにも繋がる可能性が高まりますよ。
メリット③:無料で利用可能
エルメのカルーセルはなんと無料で使うことができる機能の一つ。
エルメのプランの中でも無料のフリープランを使っている方は月の配信数が1000通以内の制限があります。
お友達が250人いたと仮定すると、月に4回メッセージが配信できるといったボリュームです。
限られた回数の中で効率よくユーザーに宣伝するにはカルーセルはとても大きな役割を持ちます。無料で始められるので、挑戦するハードルもやや低く感じますね。
メリット④:クリック回数などでユーザー分析がしやすい
カルーセル機能でつくるカードタイプのメッセージにはボタンが設置でき、公式サイトに飛ぶなどアクションの設定が可能です。
それだけではなく、ボタンをクリックされたか、の情報をLINE公式アカウントの管理画面で確認することができます。
クリック回数を見ながらカルーセルの作り方を試してみると、宣伝効率の良いLINE公式アカウントの運営に繋がりますよ。
まとめ:エルメのカルーセルを取り入れてより効率の良いLINEアカウント運営をしましょう!
エルメのカルーセル機能についてご紹介しました。
LINE公式アカウントを運営する上で難しいポイントの一つが配信数や送るメッセージ。
次に利用できる配信数はプランによっては制限があり、お友達登録してくれるユーザーが増えるほどメッセージできる回数は減ってしまいます。
そもそもたくさんメッセージを送りすぎてしまうと、ブロックされたりあまり見てもらえなかったりする可能性も…。
エルメのカルーセルなら、画像を用いて視覚的にたくさんの情報を一度に配信でき、アクションに誘導ができます。
見やすさ、アクションの内容等を工夫してLINE公式アカウントの運営に役立てていきましょう!